【古川食堂】広島ご当地お好み焼きを巡る旅へ！初の“府中焼き”は創業34年の老舗で！創業以来継ぎ足しのおでんも絶品！ 広島県府中グルメ
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“備後府中焼”の老舗！
広島市内から車で1時間半弱、、
山側に沿って進むと
尾道市にやや平行したあたりに府中市がある
広島で
お好み焼きの美味しさに目覚めた我々
広島県各地に散らばるご当地焼があると
メロンシートがいろいろ調べてくれたところ
府中市にミンチ肉で仕上げる
“府中焼”がある！と知り、早速むかってみた
閉店ギリギリ、入れるか…?!
赤ゴジは、広島カープの選手にちなんだピリ辛麺の新商品だそう！
中華そばやうどん、焼き飯など酒の肴やシメにも。。
閉店ギリギリに伺ったため
暖簾がすでに仕舞われていた
焦って中に飛び込み「3人なんですけど…」
とおずおず言ってみると
お母さんが「…いいですよ、焼きましょう！」
と言ってくれた。
なんだか颯爽としてカッコよかった
“府中焼き”は別名“備後府中焼き”ともいう
もやしを入れずキャベツをたっぷり
牛や豚のミンチ肉を使う
といった特徴があるらしい
お母さんが教えてくれたところによると
屠殺場が近くにあり肉はあったが値段が高い
肉屋が持ってきてくれたより安価なミンチ肉
（最初はこま肉だったんじゃないか？とのこと）を
使ったのがそもそものきっかけらしい
子どもの小遣いでも食べられるようにという
女性ならではの気遣いもそこにはあったようだ
平成22年には
「第1回広島てっぱんグランプリ」で
初代王者となるなど注目度も高く
府中市が市をあげて応援しているご当地焼きだ
話しているうちに打ち解けたお母さんが
「うちはおでんも出してるからよかったら食べて」
と、おでんをサービスしてくれた
このおでん、、
なんと創業以来の継ぎ足しだそうで
昭和34年ということは60年以上の秘伝の出汁だとか!
真っ黒に染み込んだ出汁は
角がすっかり取れて思いのほか、まろやか
深いコクのある
今まで食べたことないおでんだった…！
卵、大根、こんにゃく、さつま揚げ、染み方半端なし
卵にもしっかりしみる60年の旨味。。
厚さ1.5㎝はあろうかという分厚い鉄板は店の看板だ
府中焼きの技、ダイジェストで大公開！
お好み焼きの醍醐味は
目の前で焼き上げてくれること
臨場感を少しでもお届けしたいので
一気にご覧いただこう！！
手際よく焼いていく。まずは生地、魚粉、キャベツをたっぷり
上から生麺。オレンジは唐辛子入り麺。流行ってるそうで。
府中産もち米を使ったお母さんの手作り！抜群のコシ！
麺の上から豚肉やイカなど具材を載せていく
所作がキビキビして無駄がない
全ての具材の上から最後にミンチをたっぷりと
しばらく火を通していく
一度ひっくり返し、もう一度返すとミンチがカリカリに！
目玉焼きを作り、ミンチを下にして目玉焼きに重ねる
卵→ミンチ→麺→野菜→生地の順に。ソースをたっぷり塗って…
青海苔を載せて完成！
お母さんが言うように
ミンチの脂と肉の旨みがしっかり染みている
これがカリカリになっているからたまらない
キャベツがたっぷりなので中がふわふわ
また広島市内ではゆで麺が使われるが
ここでは生麺を使用するため
よりカリッとした食感が出るという
またメロンシートが頼んだスペシャルには
府中産もち米を使った
お母さん手作りの餅が入っており
これがまた
強いコシがあってとっても美味しかった！
普段なら忙しくて
こんなにゆっくり話せなかっただろうが
最後の客ということで
お母さんがいろいろな話をしてくれた
府中焼きももちろん美味しかったが
それ以上に心に残る時間になった
ごちそうさまでした！
この方が早いから…とお母さんが照れながらソロバンを弾く
最後の客となり、満足しつつ店を後に
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古川食堂（ふるかわしょくどう）
住所：広島県府中市府中町898-1
電話：0847-41-4401
営業時間：11:00～21:00(L.O20:30)
日曜営業
定休日：水曜日
＊臨休等の詳細は必ず事前に連絡を！
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電車：JR福塩線「府中駅」下車 徒歩7分
バス：中国バス「西町バス停」下車 徒歩1分
