【大臣閣】母娘で守り続ける豚骨ラーメン！“豚骨ラーメン激戦区”の佐賀で支持を得続ける濃厚豚骨ラーメンを堪能！ 佐賀県佐賀グルメ
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母娘で守り続ける味
佐賀はとにかく田園風景が美しい
ツアーではいろいろな田舎道を通るが
そんな中でも佐賀は青々とした稲のイメージが強い
今回はそんな佐賀の風景が
そのまま店になったような『大臣閣』へと向かった
西日が傾く頃、店に到着。車での来店がオススメ！
こちらは母娘で守るお店である
先代が亡くなり跡継ぎの息子さんが店を継いだが
2010年に息子さんが46歳で急逝
途方にくれたお母さんと妹さんは
店を閉めようと思ったが
「ここのラーメンがなくなったら
どこで食べればいいと？」
との常連客のつぶやきを聞き
店を閉じるのを思いとどまったという
店は結構広く
入り口近くにテーブル席とカウンター席
奥には座敷で４人用のテーブルが2卓ある
客の話す声とテレビの音が店内に流れ
決して無音ではないが静かで落ち着いた店である
座敷席に落ち着き少し待っていると
お母さんがまずはお茶を持ってきてくれた
せかせかした空気がなくとても落ち着く
初回は30代の男性客がいた。2回目は我々のみ。
座敷にはホルモン用の鉄板があり、昼からホルモンも食べられる
出前迅速の文字に思わずウケてしまった…！かわいい！
いい味出してるメニュー！
店内に掲げられた手書きのメニューも味がある
初めての時はラーメンを注文したが
2回目はラーメンとライスを注文した
今回は食べなかったが
店の暖簾にあるようにホルモンも食べられるそう
地元の胃袋を支える店
この店で
ホルモンを食べてビールを飲むのも美味しそうだ
みんなが待つ、この一杯
ひたひたスープから豚骨の香りが漂う
お母さんと妹さんが
出来上がったラーメンを一つずつテーブルへと運ぶ
ひたひたにスープが入っているので
そろりとラーメンが置かれる
窓からの光がちょうどよく差し込み
一見素朴だがとっても美味しそうだ！
いざ実食！
少し酸味あり。しっかり豚骨の味がするスープ
やや太く感じる麺は佐賀ラーメンの特徴
薄く切られたチャーシューはシンプルな味付け
スープには
しっかりと豚骨の味や風味が香るが
旨みやコクのバランスはとても良い
臭みもまったくなく
しっかりした塩気があとから追いかけてくる
麺は少し太めで柔らかく仕上がっている
このスープにとっても合う麺だ
加水が低めなので
少しだけざらっとした口当たりがクセになる
たっぷり載っている薄切りチャーシューは
ストレートに肉のうまさが伝わる
噛みごたえのある一枚
チャーシューの脂が優しいスープに溶け込み
広がりのあるコクを与えている
全体のバランスがとっても絶妙
食べているうちに気持ちがほぐれるような
安心感のある「うまさ」が印象に残った
ラーメン鉢もまたカラフルでかわいい。。
急逝された息子さんが手彫りで作ったという看板
光に見守られて今日も大臣閣の暖簾がはためく
事前にお店の歴史を聞いたからだろうか
じんわりとした思いが詰まっているような
そんな心に沁みるラーメンだった
帰り際にお母さんがお店から出てきて
店の入り口の横にかかっている木彫りの看板が
息子さんの手によるものである事を話してくれた
このラーメンを思い出すたびに
お母さんを思い出すだろうし
お母さんと妹さんが作る限り
お父さんと息子さんの思いや味も残るだろう。。
そんな一期一会のラーメン
食べられてよかった！
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大臣閣（だいじんかく）
住所：佐賀県佐賀市諸富町大字諸富津138-9
電話：0952-47-2121
営業時間：月～土 11:00-14:00 / 17:00-23:00
定休日：日曜日
＊臨休等の詳細は必ず事前に連絡を！
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バス：佐賀市営バス・西鉄バス「諸富橋」停留所から徒歩3分
