フラメンコロイドの旅

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【越田】広島お好み焼きの激戦区で“百名店”に選出の人気店!常に賑わう店の一部始終とその味を! 広島県広島グルメ

 
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ロイドウォーカー
「フラメンコロイド」というバンドで日本全国を演奏活動しながら車で旅する3人組。日本各地で通りかかった土地の絶品グルメを野生の勘で探し当てながら、北は北海道の礼文島から南は沖縄県の竹富島まで巡っている。ロイドの旅も2019年現在で日本8周目に突入!最近ではヨーロッパやアジアなど海外にも旅が拡大中!

 

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常に賑わう店

広島にやってくると
夜な夜なあの光を求めて
越田の方向へ向かってしまう

初めて行った数年前
夜の遅い時間に到着したにも関わらず
真っ赤に照らされた提灯と
ガラス戸の向こうには
いまかと焼き上がりを待ち
鉄板をじっと見つめるたくさんのお客さんが
カウンターに鈴なりになっている姿が見えた

そのお客さんの熱量と
こんな深夜に満杯のお好み焼き店…
観たことがなかった光景に
興奮したのを覚えている

 

創業は1958年
三代続く老舗のお好み焼き屋で
地元に熱く愛され続けてきた
店の中央にあるこの鉄板は
創業当時からの鉄板を使用しているそうである


夜中であるほどに人の熱気が伝わる店内


目の前で鮮やかな手つきで次々に焼かれるお好み焼き


あれから越田には数回お邪魔している
仕事絡みで来ているので
たどり着く頃には大抵夜遅い時間になるのだが

やはり大体が満席
たまに入れ替わりで席に案内してもらえる感じ
とにかくいつもすごい熱気だ

 

この越田は自分にとって
広島のお好み焼きの楽しさを
知ることができたお店の一つである
何と言っても
中央の大きな鉄板を
全てのお客さんがずらりと囲んで座るので

自分が座る席から
目の前で焼く工程が全て見られたり
隣り合ったお客さんの喧噪が心地よく響いてきたり
常連さんとお店の人の会話が聞こえてきたりして
まるで店全体が
家族や仲間のような感覚になるのだ

仲間と来ても楽しいし
おそらくたまに端に座っている常連さんのように
1人でフラリとやってきても
きっと寂しくはないだろう
そんなお店である

 

また、メインで焼いてくれる人が
とても愛嬌あるのも越田の魅力だ

そもそも
広島のお好み焼き店は
焼き手によって店の趣がかなり異なる、というのが

広島ならではの特徴だと思う
余談で、、
これまで広島県全域にわたって

広島のご当地焼きを食べ歩いてきたのだが
呉の「福ちゃん」、尾道の「村上
庄原の「コバヤシ」、竹原の「青怜」など
いずれも女性がやられているお店で
それぞれ女性ならではの気遣いであったり
近所の常連さんとの距離感が
非常にアットホームで
その場にいるだけで
なんだか癒される気持ちになったのだ

一転して広島市内になると
繁華街や観光地ということもあるのか
これまで訪れたのは
へんくつや」「へんくつや薬研堀店
ふみちゃん」「がんちゃん
八昌(青八昌:銀山町)
みっちゃん総本店 ekie店」…など
いずれも男性が焼いているお店ばかりだが
やはり女性が焼いている雰囲気とはちと違う

 


中央の鉄板がさながら舞台のよう

いずれにしても
焼いている大将のキャラが
お店のカラーになっていると思うが
こちら越田
いつも独特の存在感を放っている
名物店長さんの持ち前の明るさと
繊細な職人技と

気配りが店の空気を作っている

仕事の様子を見ていると
とても丁寧な手つきで
豚肉やキャベツ、卵を扱い
そおおっとキャベツの山の上から
ひとつかみの揚げ玉を乗せていく
その手つきが
大きな体躯の印象と反してとても繊細なので
とにかく印象に残っているのである

またその一方で
目の前の若い女性二人連れが席を立つと
「美人姉妹さん、お帰りですよ〜」
と声をかけることも忘れない
初めてでも居心地が良くなる訳だ


主役である看板店長は焼きつつも周りのお客に常に気を配る


越田
のお好み焼きは

キャベツがかなり細切りになっている
このため
食べた時にシャクっとした食感が残るのが特徴的だ
野菜の水分の臭みがすっかり抜けて
生地や豚肉、卵、そして揚げ玉などの具材と
一体となっている
広島のお好み焼き全般に言えることだが
トッピングにイカ天を添えるのが
絶対おすすめ‼︎である
イカ天が野菜の水を吸って膨らみ
なんとも言えないコクと旨味を出すのだ!

また越田のソースは少し甘めの仕上がりである
割合に濃いめの口当たりなので
このソースの味はとても印象に残る
大将もお若いし
全体的にお客さんに若い方が多いのも

この甘くて濃い味わいと関係しているかもしれない


とん平焼き(780円)はカリカリの揚げ玉がたまらない!


店員さんたちの連携プレーも実にスムーズ

そして、いつだったか
越田の名物と聞いた
ホットケーキをついに食べることができた!

この月曜日〜木曜日しかやっていない
限定のホットケーキ
偶然木曜に広島にいたので食べられた!

あちらで作っているのを見ていると
もったりしたホットケーキが
ゆっくりと膨らみ
甘い匂いがこちらまで漂ってきた
上からバターとシロップという
禁断コンビを大量にかけて完成するが
あまりに美味しそうなホットケーキで
凝視していた他の客が
次々に頼み始めるくらいだった

しっとりふわふわの生地は
目が思い切り詰まっているので
箸で持つとズシッと重い。。

上からかかるシロップが
あっという間にジュワジュワと染み込んでしまう
鉄板の熱でバターがとろとろに溶けているので
それをたっぷりつけていただく…
超濃厚。。
これは、絶対に食べた方がいい!

きっと甘いものが苦手な方でも
この分厚く甘く超濃厚なホットケーキに
思わずハマるだろう
お好み焼きとは全く別次元で
それくらいの破壊力と説得力がある一品だった!


ホットケーキ(650円)は月曜〜木曜しか食べられない!


上にかかるバターとシロップとがトロリ溶ける


フワフワしっとり生地にシロップがじゅわあっと染み込んでいく

ひとしきり食べて喋って
鉄板と客の熱にうかされて
すっかり満たされた!

最後に写真をお願いすると
いつも店長の隣で作ってくれるお姉さんが
ニッコリと笑ってくれた
打ち合わせもなしに
大きなコテを両手に構えだし

店長と同じポーズになったので
思わず店長も「俺とおんなじだ笑!」と笑う
周りのお客さんも一緒に笑う
そんなアットホーム感も越田らしいな、と思った

お好み焼きを焼くのも
年季が入って経験を重ねていくと
どんどん変化するものなのかもしれない

時が経ち、また訪れてみたいお店です

ごちそうさまでした!


いつも真剣な顔のお姉さん、最後に笑ってくれた


期せずして同じポーズになった店長 笑、ありがとうございました!

 

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鳥のイラストライン

お好み焼き 越田 本店(おこのみやきこしだほんてん)
住所:広島県広島市中区流川町8-30

電話:082-241-7508
営業時間:18:00~3:00
定休日:日曜日
*お盆明けと正月は不定休

*臨休等の詳細は必ず事前に連絡を!
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電車:広電「銀山町(かなやまちょう)」電停から徒歩約10分

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「フラメンコロイド」というバンドで日本全国を演奏活動しながら車で旅する3人組。日本各地で通りかかった土地の絶品グルメを野生の勘で探し当てながら、北は北海道の礼文島から南は沖縄県の竹富島まで巡っている。ロイドの旅も2019年現在で日本8周目に突入!最近ではヨーロッパやアジアなど海外にも旅が拡大中!

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